昭和27年から始まったとされる長浜の盆梅展は、日本一の盆梅展。日本一の理由は規模と歴史にあるのだそう。
そして、巨木で古木であることも他に類をみないとされています。
慶雲館のレトロなお座敷に並べられた梅の盆栽。
毎年この季節に合わせて150鉢ほどの盆梅は職人さんの手によって丹精込めて大切に可愛がられ、またその中から選りすぐりをこの長浜の盆梅展でお披露目されています。
この盆梅展の魅力は、期間中に次々と咲き始めた盆梅と咲き終えた盆梅を入れ替え、1月初旬から3月の半ばまでの期間中絶え間なく美しい盆梅を楽しめることです。
そしてなんといっても、樹齢が400年を超えるとされる伝説の盆梅は大変見ごたえがあり立派で、大きさも盆栽といえども3m近くもあるんです。
次々と時代を超えて今もなお美しく咲き誇る盆梅に神秘的な美しさだけでなく、生命力の強さというパワーを感じてきました。
盆梅一つ一つが大切に大切に時代を超えて守られてきたこと、枯らさぬように、また美しく咲き誇るようにと受け継がれてきた技が素晴らしいこと。
この梅の盆梅の素晴らしさと奥深さに、ついつい難しいことも考えてしまうのですが、ただシンプルに、梅のかわいらしさと、梅の花のほのかに香る優しい春の香りをたっぷりと深呼吸して、一足早い春を愛でてまいりました。
第65回長浜盆梅展は平成28年1月9日~3月13日まで
会場は慶雲館です。